東北被災地復興支援ボランティアに参加しました。
2014.11.14
CSR
3.11の東日本大地震の後、白井運輸(株)の所属する東京環境保全協会は様々な復興支援のための協力を行ってきました。青年部では、平成23年より宮城県生活環境事業協会の協力を頂き、東京・北海道・山形県の青年部合同で「東北被災地復興支援ボランティア」を毎年実施しています。
今年で4回目となるこの活動、今回は10月7日~8日に宮城県の南三陸町と石巻市を訪れました。
【10月7日(火)】
宮城県南三陸町に視察と義捐金の寄付の為訪問しました。視察場所は次の通りです。
・志津川病院(4階建て、高さ15~16m)
・南三陸町防災対策庁舎(3階建て、屋上まで高さ12m)
・旧大川小学校(海岸から約4km)
・南三陸さんさん商店街(復興商店街)
商店街で買い物をすることが支援になるとのことで、お土産を購入したり軽食を取ったりしました。また、宮城県宛てに東京環境保全協会および有志による義援金を寄付させていただきました。
今回視察した場所周辺は、地面の掘り起こし等の復旧工事が盛んに行われていました。しかし、道路と信号以外はほとんど建物もなく、地面と草だらけで、震災前は海岸から400mあたりまでが住宅地であったという面影はありませんでした。
病院、庁舎、学校などの様子をマスメディアを通して知ってはいましたが、実際にそばで見てみると、その当時の凄まじさは想像を絶するものなのだろうなと感じました。
参考:「公立志津川病院の悲劇・惨劇■南三陸」
【10月8日(水)】
2日目は、石巻市内牡鹿半島にある大原浜地区の石巻市立大原小学校を訪問し、伐採や草刈り、荷物運びのお手伝いをさせていただきました。
全校生徒20数名、10数世帯の保護者だけでは、毎年伸びてくる雑草の草刈が追いつかないとのことでした。今回は総勢約50~60名で小学校校庭周囲の草刈を行いました。また校舎の工事等のため、校内の家庭科室や音楽室の備品や楽器を他の教室へ運びました。
この地域は仙台駅から片道約2~2.5時間、石巻駅からでも1~1.5時間かかる場所に位置する半島なので、個人でのボランティアはなかなか足を運べずにいた地域であり、我々のような団体でのボランティアは貴重なのだそうです。
現在の宮城県では、がれき撤去等などの力仕事のようなボランティアよりも、いかにして元のような生活に戻れるかという環境作りと心のケアが必要と言われていますが、まだまだ手を必要としている人もいるのだなと実感しました。
平日だったので普通に授業は行われておりました。生徒たちや保護者、先生方の、少しでも力になれていることを望みます。
がんばろう東北! がんばろう宮城県!