処分場見学レポート(その3) ~たったひと手間で広がる可能性~
今回は、処分場見学の第3弾!
最終回は4月から経理に配属され会社を内側からサポートすることになる齊藤さんです。
【処分場見学の感想】
「カラフル!」
産業廃棄物の処分場を見学して最初に思ったことでした。
訪問した処分場では、主にコンビニのごみを処理しており、ペットボトルや容器のパッケージがカラフルに見えていたのです。
しかし、リサイクルされているペットボトルの本体はカラフルではありません。
コンビニから排出されるごみの多くは、お客様がごみ箱に捨てたもので、その際にラベルやキャップを付けたままであるため、カラフルになってしまったのです。
ラベルとキャップを外せば、またペットボトルとして活用できたはずの資源ですが、このようなカラフルな状態では、溶かして洋服の繊維にするしか使い道はありません。
私たちがひと手間を惜しまなければ、もっと資源としての可能性が広がっていたのかなと思い、こういった事実をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思いました。
【ベストショット】
こちらの写真は、回収したペットボトルを圧縮したものです。
写真をよく見ると、すべてのペットボトルにキャップやラベルがついています。
また、飲み物が入ったままのペットボトルや、タバコの吸い殻やごみが入ったペットボトルもあります。
私たちのちょっとした意識が、資源の活用を円滑に進めるためのカギになっているのかもしれません。
これまで3回にわたり、処分場見学の感想とベストショットを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
少し前まで、普通の大学生であった彼らが、廃棄物業界に就職し、様々なことに触れた今だからこそ感じられることもあったのではないでしょうか。
また機会があれば他の処分場も見学してもらいたいと思います。