「中央防波堤埋立処分場と食品ロスを考える見学会」に参加いたしました!
10月24日(水)公益社団法人東京都環境公社主催の「中央防波堤埋立処分場と食品ロスを考える見学会」に参加いたしました。
見学会の前半は、環境局中防合同庁舎にて食品ロスに関する講座を受講いたしました。
①行政の取組み(東京都環境局)②家庭でできる取り組み(ハッピー冷蔵庫アドバイザー)③NGO団体の取組み(セカンドハーベスト・ジャパン)④企業の取り組み(セブン&アイ・ホールディングス)というように、それぞれ別の立場の方からの多様な食品ロスに関する取組事例をお話いただきました。
中でも印象的だったのが、冷蔵庫を整理できていないために、約3000円/月の食品が廃棄されていること(②講座)。また、その一方で日本でも貧困問題があり、7人に1人が10万円/月以下で生活しているとのお話がありました。(③講座)豊かなイメージのある日本では貧困があまり表面化しないこともあって、他の国(アメリカや台湾)に比べ、食料受取所が少ないのだそうです。
お金を掛けて毎日大量の食品が廃棄され、方や何も食べられず困っている人もいる世の中の矛盾を感じさせられました。
一人ひとりが食品ロス問題を知り、対策していくことは私たちにとって、とても良い効果をもたらすのではないかなと思います。
後半は中央防波堤の見学を行いました。
弊社の新人研修時に数回中央防波堤の中に入ったことはありましたが、じっくり見学するのは初めてでした。
中央防波堤は主に東京23区の家庭内から出るゴミの最終処分場です。
かなり大きい敷地なのですが、残余埋立年数はあと約50年なのだそうです。
職員の方は残余埋立年数を少しでも増やすために様々な工夫をおこなっていました。
例えば、サンドイッチ方式という埋立方法が採用されています。
廃棄物と土を交互に埋め立てる方法のことですが、このことで、廃棄物の飛散・臭いを防ぎ、より多くの廃棄物を埋め立てることができるそうです。
見学途中で外に出ることもできたのですが、全く臭いがしませんでした。
今回の見学を通して感じたことは、私たち生活者はごみ問題・食品ロス問題を真剣に考え、ごみを減らす努力をしなくてはならないということです。
普段何気なく生活していては気づかない様々な発見ができ、とても学びの多い研修となりました。
営業部企画支援担当 小貫